先日の休み、
ぐずぐずしていたので、買いだしに出かける時刻が遅くなり、
バスで駅まで出た。
相変わらず、デブ期なので、
ここ最近は行きだけは歩いていた。
筋肉は減ってるらしいが、歩く程度なら問題ない。
しかし、この気候だし、もう無理かな。
症状はよくなっているけど、
まだバセドウ患者に違いないので、
疲れても仕方ない。
バスに乗る事にした。
あの日から・・・
何度も、あのお婆さんと遭遇していて、
あの事件以来、年寄りと目は合わさないようにしている。
目は合わさなくとも、
勝手に話しかけてくるのが、年寄りだ。
先日もバス停で、
別のお婆さんの携帯が鳴った。
アワアワしている。
携帯は、手縫いの巾着袋の中で、大音量で鳴っている。
どこを押下すればいいのか、分からないらしい。
しかし、知らん顔をすることに決めた。
ところが、エヘヘと照れ笑いしながら、
こちらに救いを求めてくる。
来た、来た・・・・
「分からないわ、急に鳴っても、どこ押したらいいのか」
バス停には、お婆さんと自分だけ。
ニコッと笑って、やり過ごそうとした。
そのうち、バスも到着するだろう。
ところが、そんな日に限って、バスが遅れている。
「どこを押したらいいのか困ったわ」
だれに話しかけているのやら・・・
母なら、「すみません、分からないので、ご存じならお聞きしていいですか」
きっと、そういうと思う。
しかし、このお婆さんは、面識もない自分に、
呼びかけもなければ、独り言でその反応を待っている。
なんだかなぁ・・・とは言っても、
いつまでも知らん顔もできんので、対応する事にした。
携帯をのぞくと、
最初の保護シールが貼ったまま、
ファンデーションまで付いていて、これじゃ読めないわ・・・
とりあえず、電話マークを教えて、
誰からか、というので、
ファンデージョンだらけの画面を指刺し、履歴を見せた。
知らない人だから、いいわ、
娘と息子の携帯番号だけを入れていて・・・・・
始まった・・・・・
やっぱり・・・・・
そこから、遅れたバス到着するまで、
娘さんと息子さんの話を聞かされることになった。
だからなぁ・・・愛すべき年寄りは苦手だ。
バスに乗ってから、一番離れた席に座り、窓の車窓を見ていた。
あのお婆さんの家は、
少し手前のバス停のすぐ前の家だと判明した。
町内会で、回覧板もまわってくる家だ。
苗字も分かった。
家の中に入っていくのが見えたので、
大きいおうちで、三世帯位、住んでいるのかもしれない。
自分と同年齢・・・という娘さんも大変だな、と思いつつ、
毎回、その前を通っていた。
ところが、その日、
その苗字の葬式の看板が何か所も立っていた。
お爺さんかもしれないが、
もしかしたら、もしかするかもしれない。
あんな憎まれ口を叩いた、あのお婆さんだけど、
直近では、見ていなかった。
お迎えが来たのかもしれない。
年齢的には、86才だから、不思議はないが、
年寄りって分からんものだから。
家にたどり着いて、思わず、母に電話する事に。
「何なの?今頃」
よかった、変わらす、愛想のない返事が来て、ホッとした。
毎回、見つからないように気を付けていたが、
その必要もなくなったかもしれない。
ちょっと、寂しくなりそうだ。
あんな好き勝手言う婆さんだったけど・・・
年寄りには優しく、
ふと、そう思いました。
昨日の弁当。
ワンパターンです。
帰ったら、
楽しみにしていたのに・・・・
食べられていました。
こういう食べ方、しないでよね、
・・・(-_-;)
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