ユニバに行って思った事。
待つのが嫌いだからと言って、高齢者2人、パスを購入し、
並んでいる人達を横目に、優先的にアトラクションに乗ったけど、
それでよかったのだろうかと・・・。
私の人生では、そんな優遇されることはなかった。
独身時代の実家暮らしは苦労とは無縁だったけど、
結婚してからは、
子どもの保育園の送迎も、自転車だったし、
車での送迎の人が羨ましいと思う余裕もなかった、
レインハット、カッパを被って、二人もずぶ濡れ、それが自分でできる最大の範囲だったので、それでよいと納得していた。
子どもの教育についても、
スイミングだけは週休二日だったので、一日をそれに当てて、
できる範囲での塾通い。
高額な塾や個別など無理だったし、
お金があれば解決する事など、興味もなかったし、
全て、私だけの働きでやってきた。
贅沢は出来ないけど、それなりに我慢することも必要だと思ったので、
娘は、そのつもりで育てた。
全てを与えたとしても、それが彼女にとって、意義あることだとは思わなかったので。
なので、今回のエクスプレスパスで、並んでいる人の列の横をスイスイと進んでいくのって、
ズルを平気でやってるようで、気持ちの良いものではなかったです。
少なくとも、年端のいかない子供にはさせるべきじゃないシステムだと思いました。
真面目な人が損をするような感覚になる。
人生、そんな風にはいかない。
そういう事が普通だと思って成長すると、絶対頭を打つことも。
私たちは、コツコツ、30代半ばと30代後半まで金融女子を勤めあげ、
第一子を30代半ばすぎてから出産。その子供は社会人に。
そして、今、第二の青春なので、エクスプレスパスで楽をさせてもらったものの・・・
ああいう優遇システムは、いかがな物かなと思いました。
思えば、50年前の万博の時だって、皆、人気パビリオンには何時間も並んだ。
それでよいのです。
ユニバは、まさに時間をお金で買うという色合いが濃い。
嫌いだなぁ・・・と思いました。
利用した立場で言える事じゃないけど、後味の悪いような気分です。
私達がスイスイ進んでいくのを見ていた子供の視線が、今も焼き付いています。
ゴメンネ、だめな見本でした。
今日は、友人が道の駅に行くので、久しぶりに同行させてもらいました。
足を延ばして、有吉佐和子さんの小説、
「華岡青洲の妻」の舞台、和歌山の華岡青洲の里まで。
青洲は世界で、初めて全身麻酔で乳がん手術を行った事で有名ですが、
有吉さんの小説や、お芝居、ドラマでも有名ですね。
記念館では、語り部の方に、たくさんのお話をしていただきました。
意外と、小さな作りでした。
医学を目指す方には、必ず、見聞きすると思いますが、
内外合一・活物窮理(ないがいごういつ・かつぶつきゅうり)
この床の間のお軸は、青洲の直筆だそうで、
「内外合一・活物窮理」と書かれてありました。
これは、嫁と姑の関係でも有名なドラマのシーンの一場面のようでした。
青洲の末の弟は、大阪中之島に、合水道を開き、緒方洪庵塾と共に、医学の道を開いた方だそうです。
青洲の門下生は、当時、全国で2000名、その門下生の末裔が今も、全国で医療に励んでいるそうで、
特に札幌、函館にも門下生は多く、
原点であるこの和歌山、青洲の里を訪れる方も多いとか。
麻酔がないために手術もできず、落命されることも多かった時代で、全国から医師が教えを乞うために、集ってきたそうです。
地域の方と共存され、助け合いがあり、門下生などは、近郊の農家でお世話になっていたようです。
アメリカのシカゴ市にある世界外科学会栄誉館には、華岡青洲の展示はS29年よりされているのに、
本家、日本では特に展示されておらず、今から25年ほど前に、今の施設ができたそうです。
江戸時代は、、今のように物にあふれていなかったようで簡素です。
私は、医療とは、全く関係ない場所で 生きているけど、
人の命、豊かさ、について、色々、考えさせられる訪問でした。
これは、江戸時代からの門でした。
道の駅での買い物、
・金山寺味噌、
・柿の葉寿司
・玉葱、
・古代米
・蕨餅
・モロヘイヤ
・水ナスビの糠漬け
粗食だけど、美味しい夕食になりました。
水ナスビは植えていないけど、上手に育てれば、美味しいだろうなと思います、
時間差でキュウリとゴーヤの苗も塚で買ったので、明日植えます。