とんでもないけど、ステキで、憧れる女

 

人間、正直でないといけない。

嘘も方便で、多少は嘘の方が救われると判断した時は、可愛いウソはつくが、

基本、頭が悪いので嘘をついたこそさえ忘れる。

なので、嘘はややこしいのでつきません。

 

昔、親に反対されていた彼と、仕事が終わったら毎日というくらい会っていた。

相手の仕事が融通が利いたので、毎日いっしょに食事をして帰る。

せいぜい週２くらいは、友達と会うから、というけど、

母は基本、毎日晩ごはんを作って待っているので、帰ってまた食べる事になる。

そこで、友達と会ったという嘘は順次にバレル。

〇〇ちゃん、どうしてるかなぁ、長いこと会ってないものね、

先週、会ったって言ってなかった？

・・・・・・・ああ、間違い、△△ちゃん、としどろもどろ、

なので、しんどいので嘘はつかない。

嘘もつかんが、ヨイショも出来ぬ女です。

 

どう見てもイヤな上司にヨイショは出来ないし、もちろん夫もだし、同僚も、友人も、

それが出来たら人生、変わってたと思います。

私の友人に面白いのが居て、

とんでもなく、いやらしく、えげつなく、ステキで、憧れるので、

書いておこうと思う。

 

最初の会社で、彼女とは部署も階も違ったし、３才下だったけど、

クラブ活動で一緒になり、親しくなりかれこれ３０年。

今の夫と途中籍を抜いた時も、地元で住む家から手配してくれた友人で、

その時、一泊したものの、家の中は埃と同居、くらい汚かったが、

家族４人幸せに暮らしている。

遠慮がないので、正直に述べた。

このガスコンロ、何年使ってるの？スゴイな。使えるの？

「もう２０年かなぁ、もっとかも、忘れた、使える、使える」

形ではない、のだなぁ、幸せな家庭にはどうでもいい事なんだ。

その友人に聞いてみた。

どうやったら、そんなにうまくいくものなの？

「普通だけど・・・この間まで、灯油ストーブだったから、灯油、入れるの面倒でしょ、

だから、うちのにやらせようと、

「入れ方わからないし、お父さんが入れてから会社行ってくれないと、私達、３人凍え死ぬわ」

本当に、それ言ったの？

「うん」

それから毎冬、旦那は灯油を入れて出勤していたそうで、或る年、ガスヒーターのセールがあり、

「お母さん、あれ、買っていいかなぁ」と欲しそうに言ったので、仕方ない買ったわ」

まだある、

オフロ掃除も、彼女がさぼっていたら、見るに見かねて掃除を始めたらしい。

この時も彼女は、なんと言ったかというと、

「お父さんがきれいにオフロ洗ってくれたから、私達、オフロ、入れるわぁ」

なんなの、それ、呆れて言葉も出やしない。

 

その旦那たるや、某事務所に勤務する司法書士で、

お金もしっかり稼いでいるのに、ストーブ１つでさえ、彼女の許可がいる。

で、彼女が恐妻で怖いオバサンかというと、ニコニコ優しい雰囲気で、実際もそう。

夫婦円満の極意とはこれなのかと、開眼したような気分でした。

ご主人とは何度か会っているが、真面目で腰の低い、ステキな方なので、

この人なら、どんな事でも言えるけど、

問題は、相手によると思います。

しかし、物は言いようです。それで人生変わるなら、たやすい事だけど、

それが出来ぬ情けなさ、

今度生まれ変わったなら、ペロッと言える女になりたいと思います。

昨日は、娘から晩ごはん要りませんメール

１人でかつや、でしっかり食べました。

作ってもらって食べる喜び、ご馳走さまでした。