やられた。
振込サギだ。
まさか、まさかの、あの振込サギだ。
悪質で最低の犯人たち、
一日も早く、逮捕して欲しいです。
悔しいと言うか、恐い。
本当に、すぐ、そこに、居るのだなと思いました。
昨夜、久しぶりに地元の友人と電話で4時間。
わずか2ヶ月の間に、お互い山ほど積る話があった。
彼女の母親は現在、79才。
遊びに行った時、お会いした事もある。
聡明で、美人で、ステキな女性だ。
その後、年齢を重ねられたが、今も健在だ。
絶対、100%、サギに遇うタイプではない。
その母親が、かかってきた電話を取ると、
「入院された際の医療費の計算に間違いがあり、払い戻します」
で始まり、その還付金額も微妙。
21300円。
大きな金額ではなく、いかにも、という金額提示。
カマをかけられ、
「ああ、去年、入院した時のですか・・・」と返答し、
サギ師はきっと、電話の向こうで、シメシメだったと思う。
返金手続きに期限があり、お話しますので、
説明に従って・・・と言葉巧み。
勿論、不審に思った点は質問したが、全てソツのない回答。
その上、声優かと思うほど、
電話応答は、公的機関より、どちらかと言うと、銀行員のような話し方で、
非常に紳士的。
サギ師は、銀行ATMでなく、
スーパーのATMに、説明しながら誘導。
お母さんは、銀行の通帳も印鑑も、持ち出していないので、
安心している。
電話の指示に従って、還付金操作をする。
「ニ、ハチ、サン、ゼロ、ゼロ、ゼロ、」
ここで、283000円とは言わない。
まるで暗号のような操作。
次は、こうしてください、
次は、ハイ、そうです。
そして、ATMの操作を必死でクリアし、
これで還付金手続きも完了した、と思ったそうだ。
その瞬間、普通口座の残高から、283000円は消えた。
この電話、かかってくる時間帯が、よく考えている。
同居しているとしても、若い人の不在の昼間にかかってくる。
そして、友人がお盆に帰省した直後だった。
家族が集まる時期ははずしている。
お母さんは、帰宅した独身の姉に話し、
それで、お姉さんは即、気が付き、110番。
その後、外出されていたご主人も帰宅。
振込先の口座は、すぐ凍結された。
が、当然、お金は戻っては来ない。
ゼロが1個、少なかっただけでも、よかったと思ったという。
友人は、常々、
「ただ程、恐いものはないから、気をつけなさい」と
母親に注意されていたし、まさかと思ったそうだが、
それほどに、犯人は、芝居がうまいらしい。
高齢者は年を重ね、
よっぽど苦労の多い人生でない限り、
大らかで、やさしく、素直で、良心的だ。
それを逆手に取る犯人たち。
卑怯で悪質という言葉以外、ないな、と思いました。
その話とは別件もあり、友人の親戚で、
警察から電話があり→息子が泣きじゃくり→別人から電話が入り・・・
というケースのサギもあり、
こちらは、途中気が付き、未然に防げたそうだけど、
金額は、もっと大きい金額の提示だったそうで、
本当に、身の回りで両手広げて待ってるのだなと思いました。
実家の母は85才で独居。
独居だからこそ、自身、気を付けては居ると思うけど、
電話しておこうと思いました。
しかしね、
年金は、年々、少なくなるし、
人を騙そうとする輩は、すぐそこに居るし、
とかく、この世は住みにくい・・・。
情に棹差せば流されるのだから。
鶏骨付きモモ、
冷凍しておいたので、
身をほぐして。
写真、ボケました。
撮影者並のピンボケです。
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