先日の実家で、
何、コレ?というのがあった。
元は、数年前の実家帰りの際に、
東京駅で買った、「鎌倉五郎の半月」だった。
これを母は、たいそう気に入った。
近所のデパートでも販売していたようだが、種類が少ないうえ、
ただ、タクシーや電車に乗り換えてい行かなきゃいけない。
そこで、母は考えた。
同封のパンフレットからお取り寄せができると知った。
そこから、パクとモグ、になったらしい。
お菓子の通信販売だ。
パンフレットを見た。
ふふふ、
めげない、まけない、へこたれない、ってまさに私じゃないか・・参ったな(笑)・・・
実家にはネット環境は無い。
86才の独居の母は、一人で色々、考えていたようだ。
近ければ、同居なら、
ハイ、お土産~と買って帰れるが、
ちょっとそれには遠い。
お取り寄せで美味しかったからと、
鎌倉五郎の半月や、鳩サブレが宅配の箱のなかに入っていたりする。
逆輸入だな・・・
すみません。
もっと、早く気が付けばよかった。
今回、母に言われた事。
「私、最近、○○ちゃんみたいに(私のことである)行儀、悪くなって・・」
「晩御飯のあとすぐに、ちょっとお菓子が食べたくなるのよ」
「美味しいお菓子が生きがいになったわ」
母は確かに、行儀もいいし、きちんとしている・・・自分とは違う。
そういう母から聞く、お菓子が生きがいとは驚いた。
ハロッズのクマが並びだした時期もあった。
アチコチにクマが出現した。
私が家を出たすぐ後くらいで、
寂しかったのだろう。
でも、母は何も言わなかった。
そして、お菓子についても、自分で探したようだ。
たかが、お菓子だが、
毎回、お皿にのせて食べている。
忙しいから、時間が無いからと、
盆暮れくらいしか、送っていなかった自分だが、
色々、反省する事の多い、実家帰りだった。
母にお菓子を送れるって、幸せなことだ。
喜んで、食べてくれる人が居るのだから、
今回のお土産は、
慌てて東京駅で買ったのだが、美味しいと言っていた。
このダルマのが、
「八起だるま」で、
試食したが、モチモチしていたので、買った。
きっと、今頃、取り寄せているかもしれない。
新幹線、改札中、待合所横でした。
これが、パクとモグ、
ふーん、そうなんだ。
これなら、ポチも不要だ。
「半月」は大丸東京で歳暮にしてたけど、
そろそろ、新種、探そうと思います。
母と夕食の時、ふと、私の手首を持ち上げた。何だろうと思った。
鍋に袖が入りそうだったらしい。(笑)
61才なんですが・・・・母にはそれが、ごく自然だった。
ちょっと、泣きそうになった。