見て見ぬふり、
ずるい、ひどい、非情、と批判されても、
自分がこれだけは正視できないものがあります。
動物の虐待、飼い主が放棄した犬たちの安楽死。
無類の動物好きなので、
ネットでも、あの表情を見ると、おもわず、引き取りたくなる。
それができない無力の自分に罪悪感が積り、
心が折れてしまうと、回復するまで落ち込む。
それにしても、どういう気持ちで、手放すのだろう。
事情は色々あると思う。
独居の老人が施設に入所するから、
転勤でペット不可になったから、
飼い主の死去、
それなりに、やむを得ない事情なのだろうけど、
飼い主の勝手で手放すなら、
せめて、その後の時間も幸せに過ごせるように努力すべきなのにね。
盲導犬や警察犬のリタイアも引き取りたくなるけど、
自分が働かねば食べられない状況だし、
去年、見送った愛犬のように、この腕力では厳しい。
なかなか、自分の欲する事が、思うようにできないという状況、
最近、多いな、と思います。
もう一つ、こんな事があると、あまりに無常でやりきれない。
ので、見ないようにしているのは、
先日のスキーバス事故。
自分の娘と同じ、就職先の内定をもらった子や、
同年代の学生たちだ。
「絶対、どこの会社かわからんような安いツアーはやめなさいよ」
そう注意しても、学生たちはお金がない。
「そんな事言っても、一番安いの探すよ、みんなそうだよ」
学費だけでも親に負担があるので、自力となるとそうなるだろう。
親御さんの気持ちを思うと、
ニュースが流れるたびに泣いてしまう。
どんなに辛いだろうか。
犬と比べるとはなんたることかと言われても仕方ないが、
愛犬でさえこんなペットロス状態なのに、
へその緒でつながったわが子となると、想像を絶する。
ふと、与謝野晶子の、君、死に給うことなかれが浮かんできた。
あれは、反戦の詩でもあるけど、
母の思いは生涯断ち切れる事はないだろう。
娘は、2月14日の看護師国家試験の後、卒旅行らしいが、
もうこうなると、祈ることしかない。
歩いていても、上から看板が落ちてくるし、
今日、神戸・淡路大震災から21年となったが、
関西に40年近く住んでいても、揺れるのはいつも関東だった。
まさか、6000人余りの人生が、
いきなり途切れるとは、だれも思わなかったもの。
今日は悲しい話ばかりになりました。
普段は、普段も、適当な女なので、
考える事はないけど、
生きている事、生きさせてもらってる事、
ふと、考えた17日でした。
コメント
はじめまして。ピンガと申します。
私も 同じです、すべての動物の虐待は 何か月も心に暗くずっしりと残り辛いです。知るべきなのですが 立ち直れないので もうなるたけ見ないようにしています。自分に出来ることをしよう、お願いをかけるときは いつも世界中の動物が幸せになりますようにと、、。
格安ツアーや激安食の裏には 誰かが犠牲になり命の悲鳴があることを忘れてはいけない。これから未来のある健康な若者が一瞬の間に命を落とす、、言葉が見つかりません。
毎日楽しみに読ませてもらってます。
ピンガ様、
コメありがとうございます。
あの姿、なんて悲しい、むごい、と思ってしまいますよね。
ネットで、「拡散、この犬が殺処分・・・」などとあると、
逃げていてはダメと思うのだけど、
結果、残念でしたでは、一つの命に対する冒涜、驕りだと思ってしまいます。
その辛さを抱きしめて、活動されている方に申し訳ないと思うのだけど・・・
やっぱり直視できないです。
野生の世界は淘汰もありなんだろうけど、
ああ、世界中の飼い主が、
世界中のペットが幸せになること、ピンガさんのように祈りたいです。
いつも読んでいただきありがとうございます。
コメいただくとすごく更新の励みになります(*^_^*)/