親が亡くなると、やらないといけないことは多い。
看取る事、見送ることは、特別に不幸な事でもなく、
シニアなら、だれしも通る道だ。
私の友人の中には、夫さんが単身赴任中に親の介護、看護、で通院、その後入院で、亡くなられたので、
全部ひとりで頑張っていたので、
もう無理、になった際は、「通院ヘルパー」を頼んだそうです。
車いすからストレッチャーに移動しての通院もあるそうで、
介護される側、介護する側にも、医療サービスは色々あるようです。
母の場合は急激に認知度が下がり、
当時、私は関東に在住で、ケアマネージャーが即、手配をしてくださり、
命を落とすようなこともなく、介護施設で、24時間見守りで、安心して過ごせるようになりました。
その介護施設にも、今日は、連絡を入れ、退所の手続きと、
荷物の引き取りに行ってきました。
ユニバの友が、迎えに来てくれて、大きなバッグ持参で助けてくれました。
そんなに荷物はないと思っていたら・・・・・
整理ダンスには、ビッチリ!
クローゼットには、衣装ケースもあるうえ、コート類もあり、
2人で、顔を見合わせ、「スゴイわ」
まず、ソックスの引き出しにもきちんと左右合わせて、満杯。
ユニバ「多すぎるわ、ムカデみたいや、何本、足あるのって話」
だめ「爆、参ったね、見舞いに来れない時もあって、宅配で、送り続けていたから、」
だめ「古いのは捨てててとお願いしていたけど、全部あるわ (◎_◎;)」
ユニ「服もすごいよ、」
だめ「見事に、畳んで整列、捨ててもらうと、別に費用が必要だから、」
「持ち帰って、処分するしかない・・・送り続けてたら、こうなった」
だめ「でも、私が着れるのもいっぱいありそう」
施設の母の部屋に居ると、母がどのように、過ごしていたのだろうと、また考え込み、
手が止まってしまう。
オムツやパッド類も、持ち帰りで、
だめ「どうしよう・・私は、まだ大丈夫」
「日帰りバス旅行用に置いとく?」
ユニ「それ、絶対いいわ。それに、災害用にも、絶対使える」
「この辺りだって、何時、下水管が陥没して、使えなくなるかもしれないし、困るのは、トイレだから、」
という事で、オムツも山ほど持ち帰ることに。
ユニバの友は、手早く、よく動いてくれました。労を厭わないタイプです。
結局、衣装ケースが一つ、コストコのショッピングバッグが3個、
同等のショッピングバッグ3個分になり、台車をお借りし、車に運びました。
最後に、退所届を記入し、何度かの救急搬送から、入院と、お世話になった担当者にお礼のご挨拶。
「〇〇さんは、私達の癒しでした」
「いつも、おっとりされていて、ありがとうとねぎらってくださるし」
「誰からも好かれていましたよ」
「でも、イヤな事は、絶対イヤで、曲げない方でした」
母は、素直に育ち、父も、大切にしていたので、他人の悪口を言ったことは無いし、
妬みや嫉みも全くなし。
大らかで、幸せな人生だったと思います。
施設の方も、よくなって戻ってくると思われていたようで、
訃報を伝えた時は、絶句でした。どの施設の方にも、惜しんでいただき、
よい施設で過ごせた事に感謝しました。
荷物整理で、疲れたので、2人で、コメダへ。
ずっと孤食だったので、久しぶりに会話をしながらいただきました。
食べないと、即、痩せるので、たくさん食べました。
まだまだ、これからですから。
ユニ「私が施設に入ったら、娘に衣類は数枚でいいと言っておくわ、」
だめ「うん、それがイイネ。私も、娘の呆然とした顔が浮かんでくるわ、笑」
今日は、その後、病院に連絡し、入院費用を聞き、振込することになりました。
思っていたより少なかったのは、
高額医療制度が適用されているのかもしれません。
今日は、もう疲れたので、入浴後、休もうと思います。
沢山の役割を果たした後が、カラッポになってしまいそうです。
変形 空の巣症候群かも。
小学校の恩師から電話がありました。
98歳の恩師には、ネガティブな現実は全て伏せているのですが、
なんとなくわかるようです。
娘からは、積み立てていた葬儀社に連絡してくれたようで、積立金が戻って来るそうです。
少額だったし・・、諦めていたので、よかったです。
娘からは、「返金してもらう時、一番安い手数料の振り込みで頼まないとダメ」と。
でも、今時、昔と違い、全部、電信だけどね・・・メチャ細かい娘です。
そんな風に育てた覚えはないけど・・・
でもこれからの時代、こうでないと生きていけないのかもしれません。